【LINE限定特典③】高単価案件でも選ばれる!提案文作成ガイド&テンプレート

  • クラウドソーシングでWeb制作案件に応募したいけど、どんな提案文を書けばいいかわからない
  • 競合のWeb制作者が多すぎて選ばれる気がしない
  • 実際に案件獲得できた実例を参考にしたい

はじめて営業する人は、「提案文をつくれ」と言われても何を書けばよいかわからないでしょう。

当然ですが、クラウドソーシングで公開案件に応募する場合、どのような提案文を送るかが肝になります。多数の応募者がいる中で、発注者が「この人に返信してみよう」と思えるように、発注者のニーズを汲み取って適切な提案をする必要があります。

「いきなりそんなの難しそう…」と思われるかもしれません。制作経験がほとんどない中で、いきなりニーズを汲み取れなんて雲をつかむような話ですよね。

本書ではそんな方のために、案件獲得率が跳ね上がる提案文作成の極意をお伝えします。
そのうえで、私が実際に使って受注してきた提案文をテンプレートとしてお渡しします。

私は本書の内容を実践したその月に、Web制作での副業月収が2万円⇒35万円に爆伸びし、その後「TOP classプロクラウドワーカー(※)」になれました。もし本書の内容を知らなかったら、いまだに月数万円で伸び悩み、挫折してしまっていたかもしれません。

これから営業をはじめる人はもちろん、ゼロイチ達成後に伸び悩んでいる人にとっても非常に有益な内容ですので、ぜひ参考にしてください。

※「TOP classプロクラウドワーカー参考サイト1)」は、クラウドワークスが定める顧客満足度や実績に関する基準を満たした「プロクラウドワーカー参考サイト2)」の中でも、さらにTOPクラスの実績を認定されたワーカーに付与される称号です。

筆者の実績

※「TOP classプロクラウドワーカー参考サイト1)」は、クラウドワークスが定める顧客満足度や実績に関する基準を満たした「プロクラウドワーカー参考サイト2)」の中でも、さらにTOPクラスの実績を認定されたワーカーに付与される称号です。

私がWeb制作の学習をはじめたのは2023年11月で、Web制作では「超後発組」です。

また、本業(会社員)&育児(5歳・3歳)がありながらの副業です。
共働きなので、平日は会社のあとの家事育児(子どもの迎え・夕食の準備・お風呂・寝かしつけ・洗濯・片付けなど)をワンオペでやっているので、作業時間は早朝と深夜のみです。土日は基本的に家族との時間にしていて、日中は作業していません。

後発かつ作業時間が限られた中でしたが、それなりの結果を出すことができました。
その要因として、正しいノウハウを学び、愚直に実行したことが大きかったと思います。

本書では、そのノウハウを惜しげもなく公開しちゃいます!

選ばれる提案文の作り方

前提として、実績が少ないうちは、「とにかく営業数をこなすこと」が非常に重要です。1日に多くの案件に応募するために、1つの応募にかける時間をできるだけ短くする必要があります。

そのため、ベースとなるテンプレートの提案文を用意しておき、それを案件ごとに文章の2~3割程度を変更したうえで応募します。

初心者がやってしまいがちな間違いは、どの案件にも当てはまるような浅い内容の「テンプレそのまま提案文」を100%使い回しで機械的に応募してしまうことです。

あなたが発注者だったら、そんな提案を受け取ったらどう思いますか?

「ちゃんと募集文を読まずに応募しているのでは?」「やる気がないのでは?」と不安になり、検討候補から外すはずです。

発注者のもとには大量の応募が届くので、わざわざそんなワーカーの制作実績を見て吟味したりなんてしません。

ですので、「テンプレそのまま提案文」ではなく、案件に応じて一部の内容を変えた提案文を作る必要があります。

そして、当然「読まれる」だけでは不十分です。そこから他の提案と比較されたうえで「選ばれる」必要があります。

そのためには、発注者を惹きつけるような中身のある情報を入れる必要があります。

多くの初心者がつい使ってしまいがちな「NGワード」

NGワード1:「駆け出し(初心者)ですが」

初案件だろうが100案件目だろうが、クライアントに依頼されてサイトを制作する以上は「プロ」として責任をもって仕事をしなくてはなりません。

しかし、「駆け出しですが頑張ります」のような発言は、その責任から逃れようとしている悪い印象しか受けません。そんな人に大事な会社のホームページ制作を任せたいクライアントはいないでしょう。

予防線を張るのではなく、「プロとして何としてもクライアントに満足してもらう」という覚悟をもって提案しましょう。

NGワード2:「副業でやっています」

これは「副業」という語感が、(少なくとも世間一般からは)本業の片手間でやっているという印象を与えてしまうからです。

本業の業務もアピールするとしても、「副業」という言葉は使わないようにしましょう。

NGワード3:「納期は順守します」

一見、悪くないことに見えますが、「納期を順守する」なんていうのは当たり前の話です。

そんなことをわざわざアピールする時点で、

  • 他に強みはないのか?
  • 逆に納期を守るのが珍しいのでは?

とマイナスイメージを与えてしまいます。

納期について言及するのは、具体的な日付で納期を提示するときだけにしましょう。

提案文作成の3つのポイント

ではこれらを踏まえて、具体的にどのような内容を入れればいいのでしょうか。
ポイントは以下の3つです。

  • ポイント1:募集文の内容に言及する
  • ポイント2:透明性のある価格を提示する
  • ポイント3:付加価値の提案をする

以下の章で、順番に解説していきます。

ポイント1:募集文の内容に言及する

募集文内に書かれている情報について言及することで、使い回し感がなくなり、読まれる提案文になります。

パターンはおおむね以下の3つくらいに決まっているので、時間がかからずサクッとできるでしょう。

募集文内に書かれた要件を復唱する

例:

  • 整骨院のサイト制作のご依頼ですね。
  • 落ち着いたデザインをご希望ということですね。

相手の状況に寄り添う

例:

  • 新規開業とのこと、おめでとうございます!ご多忙の折かと存じますので、〇〇様のお手間を最小限に抑えられるよう進行させていただきます。
  • 運用中のサイトのメンテナンスにお困りなんですね。Web制作専門でない方でもメンテナンスがしやすいよう、今回制作する新サイトはコーディングレスで実装するとともに、管理マニュアルも無料で納品させていただきます。

募集文内の質問・要望に答える

例:

以下のご質問に回答申し上げます。
Q.サーバーの契約方法をサポートいただくことは可能でしょうか?
A.はい。しっかりサポートいたしますので、ご安心ください。

ポイント2:透明性のある価格を提示する

合計金額だけではなく、その内訳を明確に示しましょう。

NG例

【概算お見積金額:105,000円(税抜)】


改善例

【概算お見積金額:105,000円(税抜)】

以下、お見積の詳細です。
※ヒアリングのうえ、確定版のお見積もりを作成いたします。ご要望に応じて柔軟に調整いたします。

■内訳
#WordPressサイト制作(トップページ1枚+下層ページ4枚)
・基本料金(企画・設計・ 進行管理など):30,000円
・基本設定(環境構築・セキュリティ設定など):15,000円
・トップページ制作:20,000円
・下層ページ制作:8,000円/P×4P=32,000円
・問い合わせフォーム制作:8,000円
※基本的な内部SEO対策も制作費に含みます。
※画像については、必要に応じて商用利用可能の素材を選定いたします。画像制作が必要な場合は追加料金となります。

■無償付帯サービス
・打ち合わせ(原則、回数無制限)
・サーバー・ドメイン契約マニュアル
・WordPressサイト管理マニュアル
・有料デザインテーマ「SnowMonkey」を無償にて導入
・納品後1か月間のサポート:チャット、軽微な修正(画像差し替え、文言修正など)

どちらが透明で信頼できる見積もりか、一目瞭然ですね。

このような見積もりがスピーディに作れるように、下の画像のような「作業項目ごとの料金表」をスプレッドシートなどでつくっておき、すぐに計算できるようにしておきましょう。

ページ数などの要件がわからない場合、たとえば「〇ページであれば〇〇円」のように条件を仮定したうえで価格を提示しましょう(この場合、提示価格が予算レンジ内に収まるように条件をこちらで調整すると良いでしょう)。

最初の2~3件納品までは、簡易的な見積もり方法で出してもOK

ただし、受注経験が少ないうちは、料金表を用意しておくのは難しいでしょう。
ですので、最初の2~3件納品までは、以下のいずれかの簡易的な見積もりでもOKです。

・予算レンジの最低価格で見積もりを出す
(例:画像のクラウドワークスの案件ように「50,000円 〜 100,000円」の予算レンジであれば「50,000円」)

・ページ数のみで見積もりを出す
(例:トップページ〇円、下層ページ〇円×〇ページ)

とくに、単価50,000円程度までであれば相場と比べてもかなり安価であるため、細かい内訳まで見られないことが多いです。細かい内訳を出すのに時間がかかるようなら、まずは簡易的な見積もりで提案数をこなすことを優先しましょう。

実案件で作業量の感覚がつかめてから、細かい価格設定を考えましょう。

補足:初回提示価格~受注額決定の流れ

初回提示価格は「決定価格」ではなく、あくまでも「概算見積もり」で問題ありません。

発注者があなたの提案に興味を持ったら、メッセージに返信してきます。そこから価格折衝が始まります。やり取りの中で詳細条件を聞き出し、見積もりを確定していきます。

初回提案時から透明性のある価格を提示しておくことで、その後のやり取りにおいても「この機能を付ける場合は〇〇円追加となります」といった価格交渉を受け入れてもらいやすくなります(内訳が見えることで納得感が出るため)。

ポイント3:付加価値の提案をする

これが一番難しいところです。
一番大きな差別化ポイントになる一方、手厚くするほど時間がかかるので、たとえば単価が良い案件は手厚く提案するなど、強弱をつけるとよいでしょう。

例として、私が実際に提案して反応が良かったものを4つ紹介します。

例1:デザインイメージ例となるサイトを添付する

完成イメージとして、
・同業他社サイト
・希望のデザインに近そうなサイト
・自分の過去の制作サイト

など、参考サイトのURLを添付します。

ただし、自分がデザイン、実装できるレベル感を大きく超えるような参考サイトは送らないようにしましょう。いざ受注できた後に炎上してしまうリスクが高まります。

とくにノーコードツール(テーマ)を使って実装する場合は、参考サイト集などでそのツール(テーマ)で実装されたサイトを探して提示するのが無難です。追加CSS等でカスタマイズされている場合もありますが、大きなイメージの齟齬は避けられるでしょう。

例2:サイトマップやページ構成を提案する

同業他社サイトを調査して画像のようなサイトマップをつくり、添付資料としてつけます。

多くの発注者にとって、このようなサイト設計は難易度が高く、「どうやって考えればいいのかわからない」という状況です。

そこであなたがこのような提案をすることができれば、プロとして信頼を得ることができます。

また、このような作業を無償で行ってもらったことに感動してもらえます。

そして、このようなたたき台があることで、発注者側も「こんな情報も入れたいな」というイメージが膨らみ、その後のヒアリングが進めやすくなります。

例3:既存サイトの課題と改善策を提案する

既存サイトのリニューアル案件の場合、既存サイトURLが提供されていたら、小さくてもよいので改善案を出してみましょう。

とくに、
・問い合わせフォームへの導線の改善提案
・SEO観点での改善提案
など、サイトの目的(問い合わせ数増加など)の達成に直結しうるWebマーケティング観点での改善提案
は、非常に評価されやすいです。

私も、これらの切り口から複数の改善提案を行ったところかなり喜んでいただき、納品実績がまだ3件しかなかったにもかかわらず、30万円で受注することができました。

例4:納期を前倒しする

納期を早められることは、発注者にとってはメリットしかありません。

とはいえ、無理に前倒しすることによってあなたのスケジュールが圧迫され、品質が下がってしまっては元も子もありません。
無理のない範囲で、前倒しができそうであれば提案しましょう。

提案例

【納期:2024/5/15】
納品ご希望日が5/25とのことですが、前倒しでの納品が可能です。

さらにお急ぎの場合は仮サイトとしてブラッシュアップ前のサイトを先に本番公開し、その後本サイトをじっくりと制作して上書き公開するなども可能です。

臨機応変に対応させていただきますので、お気軽にお申し付けください。

提案文テンプレート

ここからは、私が実際に使って受注してきた提案文をテンプレートとして公開します。案件内容に応じて取捨選択してご利用ください。

ポイントになる部分にハイライトをして補足説明をいれています。

テンプレート全文(解説付き)

※スマホで見えにくい場合は、PCでご確認ください。

テンプレート全文(コピペ用)

はじめまして!
〇〇代表の〇〇と申します。
ホームページ制作から集客・マーケティングまでトータルサポートしています。

〇〇の立ち上げ、おめでとうございます!
〇〇会社のサイト制作ということで、ぜひお任せください。

丁寧な事業ヒアリングをもとに、成果につながるサイト構成を設計いたします。

以下、
1.募集文内のご質問事項への回答
2.ご提案
3.制作実績例
4.私のサービスの特徴
5.プロフィール
の順に説明いたします。

★☆★☆1.募集文内のご質問事項への回答★☆★☆
Q.サーバー契約などをやったことがなく自信がないのですが、大丈夫でしょうか?
A.ご安心ください!サーバー契約はじめ、必要な作業は一から丁寧にサポートさせていただきます。

★☆★☆2.ご提案★☆★☆
【2-1:サイト構成案】
〇〇会社のサイトであることを踏まえ、
ページ構成やコンテンツの流れを具体化した「サイト設計書」を作成いたしました。
別紙を添付にてお送りしますので、ぜひ、ご確認ください!

ご契約後は、制作目的や事業内容を詳しくヒアリングし、また競合HPも調査のうえで、
お客様にぴったりなサイト構成にカスタマイズさせていただくことも可能です。

【2-2:概算お見積金額】
105,000円(税抜)
⇒ヒアリングのうえ、確定版のお見積もりを作成いたします。ご要望に応じて柔軟に調整いたします。

【2-3:内訳】
#WordPressサイト制作(トップページ1枚+下層ページ4枚(仮))
・基本料金(企画・設計・ 進行管理など):30,000円
・基本設定(環境構築・セキュリティ設定など):15,000円
・トップページ制作:20,000円
・下層ページ制作:32,000円
・問い合わせフォーム制作:8,000円
※画像については、必要に応じて商用利用可能の素材を選定いたします。画像制作が必要な場合は追加料金となります。

【2-4:無償付帯サービス】
・基本的な内部SEO対策
・打ち合わせ(原則、回数無制限)
・サーバー・ドメイン契約マニュアル
・WordPressサイト管理マニュアル
・有料デザインテーマ「SnowMonkey」を無償にて導入
・納品後1か月間のサポート:チャット、軽微な修正(画像差し替え、文言修正など)

【2-5:納期】
20xx/xx/xx
⇒納品ご希望日がxx/xxとのことですが、前倒しでの納品が可能です。柔軟に対応可能ですので、お気軽にご相談ください。

【2-6:デザインイメージ】
黒系のシンプル、スタイリッシュなサイトをご希望とのことで、
たとえば、私が制作した以下のサイトのイメージが近いかと思います。
https://〇〇〇〇

また、以下のサイトもイメージに近いかと思いますので提案いたします。
https://〇〇〇〇

カラー、フォント、レイアウト、パーツなどご要望に応じて
カスタマイズさせていただきます。
制作のはじめにヒアリングし、ご提案いたします。

★☆★☆3.制作実績例(一部)★☆★☆
※秘密保持の関係で掲載していない案件も多数ございます。
■事業サイト(ポートフォリオサイト)
https://〇〇〇〇

■制作サイト
https://〇〇〇〇
https://〇〇〇〇
https://〇〇〇〇
https://〇〇〇〇

★☆★☆4.私のサービスの特徴★☆★☆
【特徴1:〇〇〇〇】
(説明文)

【特徴2:〇〇〇〇】
(説明文)

【特徴3:〇〇〇〇】
(説明文)

★☆★☆5.プロフィール★☆★☆
【経歴】
(説明文)

【活動経緯・強み】
(説明文)

最後に

お疲れさまでした!

提案文の作成は慣れるまでは大変に感じるかもしれませんが、最初はとにかく数をこなすことが重要です。
ある程度数をこなすことで、自分なりの「キラーフレーズ」もストックされていき、スピードと質が両立できるようになっていきます。

もし、
「付加価値の提案が思いつかない…」
「デザインの提案に自信がない…」
という方は、ぜひ私の公式LINEからお気軽にご相談ください。

本書を受け取った方限定で、どのように考えて提案すれば良いか、アドバイスさせていただきます!

最後までお読みくださいましてありがとうございました。
あなたの成功を心より応援しております。